研究紹介

主なテーマ

優先保護区域の選定と、選定のための生物の分布と保護区の分布の関係の把握

生物多様性の保全にかけることのできる資源(予算、人材、時間)は有限です.その有限の資源をつかって、どこに優先的に保護区域を設置すべきか. また、そもそも現状の生物の分布と保護区域の分布はどうなっているのか.について、検討しています。[現在の一番の研究課題です。更なる成果は近々。。] topへ

水生植物の種多様性を決定する機構の解明と保全方法の検討

最も脅威にさらされている生態系の一つである淡水生態系において,他の生物に生息基盤を提供する水生植物に注目し,その多様性を保全する計画を立案する際に配慮すべき要因,空間構造を景観スケールおよび現地調査スケールで明らかしました. topへ

外来植物の侵略性と関連する形質の把握

何によって外来種が侵略的になるのか?という問いは,外来生物の研究の最も重要な問いの一つになります.北海道の外来植物の膨大なデータベースを用いて,この問いに取り組みました.先に原著が受理されてから総説の出版となるはずが逆になってしまったのは残念.. topへ

撹乱地における生物学的侵入の機構解明

北海道の火山撹乱地において,非在来種であるにもかかわらず在来木本よりも優占するカラマツに注目し,生物学的侵入と関連している種特性を明らかにしました. topへ

特定外来生物オオハンゴンソウの駆除方策

オオハンゴンソウは外来生物法により特定外来生物に指定されているものの,駆除方策に関する知見が殆どありませんでした.そこで,代表的な管理方法である刈り取りと掘り取りの効果を検討しました. topへ